◆トマト
トマトの歴史
トマトの原産地は南米ペルーやチリのなどのアンデス山脈の太平洋側と言われています。トマトは、15世紀末から16世紀初めにスペイン人によってヨーロッパに伝わりました。でも、初めはお花のように、飾りものとして使われていました。食べ物として使われるようになったのは、18世紀になってからです。
日本には、17世紀後半に、中国あるいは南の国から伝わってきたと言われています。日本も、ヨーロッパと同じで、最初はお花のように使われていました。食べ物として使われるようになったのは、明治時代の初めと言われています。その頃、トマトは「赤なす」とよばれていました。
トマトの種類
トマトには、生のトマト・缶づめのトマト・乾燥させたトマトなど、いろいろな種類があります。
» 生トマト
・丸玉:形がまる丸く、ピンク色のしたトマト。スーパーでよく売られているトマト。
・桃太郎:丸玉が熟したトマトです。丸玉より中身がやわらかい。
・ファースト系:冬のトマトの代表。先がとがっている。ほとんどがビニールハウスで作られています。
・卵形トマト:卵の形をしている小さなトマト。くだもののように食べることができます。
・レッドペアー:洋なしのような形をしたトマト。
・プチトマト:「ミニトマト」「チェリートマト」ともよばれています。お弁当に入れてもいいです。
・黄トマト:レモンのような形と色をしているトマト。「トマトレモン」ともよばれています。
» 缶づめ
・ホールトマト:とれたての熟したトマトの皮をむいて(湯むき)丸ごとの形でトマトジュースでつけたもの。
・カットトマト:とれたての熟したトマトの皮をむいて(湯むき)サイコロの形に切って、トマトジュースでつけたもの。
・プチトマト:とれたての熟したプチトマトを、そのまま丸ごとの形でトマトジュースでつけたもの。
・あらごしトマト:とれたての熟したトマトをつぶして、あらく裏ごししたもの。
» ドライトマト
生のトマトを日干ししたトマト。塩が入っているものと入っていないものがあります。サラダやスパゲティー、ピザなどに使います。
トマトでジャムを作ってみよう
トマトのジャム?と不思議に思うかもしれませんが、意外とおいしいです。普通のジャムのように、パンやヨーグルト、スコーンなどにつけて食べてみてください。この場合トマトは、やわらかく熟したものを使うとよいです。
材料
・トマト2個(赤くやわらかいトマト)
・グラニュー糖 80g
・レモン汁大さじ1
作り方
@トマトは湯むきして、へたとしんの部分を取って、あらく切る。
Aなべに切ったトマトと、さとう、レモン汁を入れて弱火で煮る。(あくが出たら取るようにする)
B半分の量になり、とろっとしてきたら火を止めて冷ます。