◆りんご
りんごの歴史
りんごが最初に栽培されたのは、8000年前、ヨーロッパといわれています。その後、アメリカの方に伝わりました。フランス・オランダ・ドイツ・イギリスの人は、自分達の祖国から様々なりんごの種をアメリカに持ちこみ、開拓しました。
日本で栽培されたのは、130年ほど前です。1871年(明治4年)にアメリカから輸入し、政府が全国に配布しました。
その結果、りんごは信州や東北地方などの比較的すずしい地域に適していることがわかり、そこでの栽培が盛んになりました。
りんごの種類
りんごの種類は、世界中で2万5千種類以上あるといわれています。日本では、1000種類以上の種が輸入されたのですが、その中で日本の気候や日本人の好みにあうのは、20種類と少数です。
りんごの種類では、「ふじ」が最も有名で、多くのスーパーで売られています。他に、「スターキング」「ジョナゴールド」「つがる」「ゴールデンデリシャス」「むつ」など、おもしろい名前では「世界一」「新世界」「アルプス乙女」などがあります。菓子つくりには「紅玉」という、酸味が強いりんごが使われます。
りんごの栄養
りんごのことわざとして、「1日1個のりんごは、医者を遠ざける」とか「りんごが赤くなると医者が青くなる」などがあります。これは、栄養が多いりんごを食べると、病気をしなくなり、医者が必要でなくなるという意味です。りんごには、胃を整える作用があり、便秘やゲリの人によく効きます。また、塩分が多い高血圧の人や、ガンの予防にもなります。
りんごのいろいろ
・りんごの上の方だけ赤くて、下の部分が青いのは、また熟していない証拠です。下まで赤くなっているのものを選びましょう。
・りんごの皮をむいたら、塩水に入れましょう。これは、りんごの色が茶色くならないためです。他に、レモン汁をかけてもいいです。
・じゃがいもを保存しているところに、りんごを1個入れると、じゃがいもの発芽を防ぐことができます。