◆きのこ

きのこはどうやって育つの?
きのこは、倒れた木や切り株などによく発生したことから「木の子」と言われるようになりました。また、特定の樹木によく発生したことから、椎茸(シイタケ)、榎茸(エノキタケ)、松茸(マツタケ)などの様に樹木と結びついた呼び名もあります。きのこは、「菌の花」と呼ばれるように「カビ」の仲間です。また、きのこは自分で成長することはできません。そのため、樹木や落ち葉などに菌の糸をはりめぐらせ栄養をとり、成長します。

きのこの種類
日本は気候が温暖で、雨も多くきのこが育つのに適していて、春から秋にかけて、いろいろな種類のきのこがはえます。しかし、現在は、ほとんどが人栽培のもので一年中食べることができます。日本には、4000〜5000種類のきのこがあります。そのうち、食べることができるきのこは100種類。でも、一般に食べられているきのこは15種類くらいです。毒きのこは、40種類ほどが知られています。

スーパーでう売っているきのこには.....
・しいため ・しめじ ・えのき ・なめこ ・マッシュルーム ・きくらげ ・えりんぎ ・まつたけ ・まいたけ など

まつたけは、なぜ高い?
まつたけは、とても値段が高いです。どうしてなのでしょうか。
まつたけは、秋に赤松林にはえるきのこで、とても香りがよいきのこです。でも、しいたけのように人工栽培ができないので、自然にはえるものしかなく、数が少ないのです。開発のための山林伐採なども少なくなったことの原因のひとつです。

たきこみご飯のお話し
たきこみ飯のことを、地方によっては「かてめし」とよぶところもあります。

「かて」という漢字は「糧」とか書き、「たくわえておくもの」という意味をもっています。他にも「かて」は、加えるという意味でも使われます。どっちの意味からいっても、「かてめし」というのは、米に、たくわえておいた食べ物(大根の葉を乾燥したもの/キノコ類を乾燥したもの/栗やイモ類など)を加えて、量をふやして食べるご飯のことです。今ではごちそうのたきこみご飯も、昔は、食料が不足した時に食べる非常食でした。昔の貧しかった農民が、お腹いっぱい食べるために野菜やイモを加えた「たきこみご飯」や「おじや」を食べていました。これも創作料理のひとつでしょう。

たきこみご飯に入れる具材は何でもいいのですが、できれば、旬のものを入れて作ってみましょう。旬の食べ物は、香が良く、味もおいしいです。ただし、中にい入れる具によって、水加減が違ってくるので気をつけましょう。栗やイモなどは、水分を多めに入れた方がいいです。