◆かぼちゃ
かぼちゃの名前
かぼちゃを漢字で書くと、「南瓜」と書きます。この字のとおり、瓜の仲間です。原産は、アフリカ大陸。日本には、カンボジアから伝わったので、「かぼちゃ」という名前がついたと言われています。
かぼちゃの種類
かぼちゃは、「日本かぼちゃ」「西洋かぼちゃ」「ペポかぼちゃ」の3種類に分かれます。スーパーで売っているものは、「西洋かぼちゃ」が多いです。
それぞれ、どんな形のものか、どんな味がするのかを比べてみましょう。
» 日本かぼちゃ
特徴:表面が黒っぽい皮で、ごつごつとしている。水分が多く、甘味が少ない。ねっとりしている。
食べ方は、煮もの、揚げもの、蒸しものがよい。
» 西洋かぼちゃ
特徴:表面がなめらかになっている。甘みが多く、ホクホクしている。栗のようにホクホクしているので、「栗かぼちゃ」ともい言う。
食べ方は、煮もの、炒めもの、スープ、菓子がよい。
» ペポかぼちゃ
特徴:小さい形やひょうたん型など、いろいろな形がある。置物にするものと食べられるものがある。
食べられるものでは、ズッキーニや、そうめんかぼちゃなどがある。甘みは少ない。
かぼちゃの栄養
かぼちゃは、野菜の中でも、とても栄養のある食べ物です。
かぼちゃは、緑色の皮とオレンジ色(黄色に近い)の中身からなっています。その色は、カロチンという色素で、体の中でビタミンAという栄養に変わります。ビタミンAとは,目や皮膚、髪の毛に必要な栄養です。西洋かぼちゃと日本かぼちゃを比べると、西洋かぼちゃの方がカロリーが多く、ビタミンも豊富にふくまれています。
かぼちゃは、皮がとても厚く固いので、長い間保存していても大切な栄養分を逃しません。だから、昔の人は、「冬至(一年のうちで、太陽が出ている時間が一番短い日)に、かぼちゃを食べると長生きする」とか、かぼちゃを食べると風邪をひかない」と言って、冬に不足がちな栄養をかぼちゃからとってきました。