◆栄養について
私たちがいつも食べている食べ物には、健康や成長に役にたつ「栄養素」というものがふくまれています。
では、この「栄養素」にはどんな種類があって、どんな食べ物があるのでしょうか。
「栄養素」の種類
「栄養素」には、@「炭水化物」A「脂肪」B「たんぱく質」C「ビタミン」D「無機質」があります。
@〜Bは体のエネルギーになるもとです。それにCとDが加わると、体全体の調子が整えられます。@〜Dまでの栄養素をまとめて「五大栄養素」といいます。
「栄養素」の特ちょう
では、それぞれの栄養素には、どんな特ちょうがあるのでしょうか。
» 炭水化物
・体を動かしたり、体の熱をつくる時に必要なエネルギーになります。
・食べ物の種類:ご飯・パン・スパゲティーやうどんなどのめん・いも・さとう など。
» 脂肪
・他の栄養素より、少しの量で体を動かすことができるエネルギーになります。特に、長い時間動く時に使われます。
他に、ビタミンをとる時に、
重要な働きもします。しかし、あまり多くとりすぎると、体が太ってしまうので、気をつけるようにして下さい。
・食べ物の種類:サラダ油・バター・マヨネーズ など。
» たんぱく質
・体の筋肉や血液をつくるもとになります。
・食べ物の種類:卵・大豆(とうふなど)・肉・魚 など
» ビタミン
・皮ふや目をまも守る働きがあります。そして、体の調子をよくするのに重要な役わりをします。
・食べ物の種類:ほうれん草やかぼちゃ、にんじんなどの緑の野菜。ダイコンや玉ねぎなどの色がうすい野菜。
みかんやりんごなどのくだもの など
» 無機質
・骨や歯をつくる働きがあります。カルシウムは、この中に入っています。甘いものを食べすぎると、カルシウムが減り、
骨や歯が弱くなりますので、食べた後はカルシウムの多い牛乳や小さな魚を食べるようにしましょう。
・食べ物の種類:牛乳・小さな魚・チーズ・ワカメ など
五つの栄養素の他に、「水分」も大事です。「水分」は、体の熱を調節したり体に入れた食べた物をうまく運んでくれます。
健康な体になるには、好きなものだけを食べるのではなく、今説明した五つの栄養素を全部食べるようにして下さい。そして、運動と睡眠もたくさんとって下さい。そうすると、かぜをひかない健康な体になります。