◆チーズ

チーズの歴史
紀元前2000年ごろ、アラビアの砂ばくを旅する商人は、羊の胃ふくろでつくった水とうに、やぎの乳を入れていました。ある時、暑い太陽に1日照らされた乳を飲もうとしたら、中に白い固まりが入っていました。その固まりがチーズです。これがいろいろな国に伝わり多くの種類のチーズが作られるようになりました。

どのようにしてつくるの?

動物の胃の中にある「こうそ」を牛乳に加えると、とうふみたいに固まります。その部分をとって、はっこうさせるとチーズができます。

@牛乳にこうそを入れる。
Aぶんりした牛乳を、布をひいたおけに入れる。
B水分をしぼり取る。
C型に移し、固まらせる。
Dはっこうさせる。
はい、できあがり!

チーズの種類
チーズは、「はっこう」してできますが、自然の中で作るので材料が同じ牛乳でも味がちがってきます。
フランスには、1つの村に1つのチーズがあると言われるほどいろいろな味のチーズがあります。世界には500種類もチーズがあると言われています。

種類は「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」があります。
「ナチュラルチーズ」は、自然にはっこうさせたのもで、臭いにくせがあります。乳酸菌やカビ、こうそが生きたまま残っているので、長くもちません。
「プロセスチーズ」は、ナチュラルチーズを何種類か混ぜ合わせ、熱でとかしたものです。ナチュラルチーズよりくさりにくく、臭いもきつくないので食べやすいチーズです。

チーズの保存
チーズは冷蔵庫に入れておきましょう。冷凍庫に入れておくと、水分が凍ってボロボロになります。入れる時は、切り口をラップなどできちんと包んで入れましょう。空気にふれてしまうと、カビがはえ、固くなってしまいます。
チーズは牛乳からできているので、カルシウムがたくさんふくまれています。カルシウムは骨や歯をつくる大切な栄養素です。
ですから、できるだけ食べるようにしましょう。